読書感想文

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西加奈子著「夜が明ける」の読書感想

レビュー:★★★★★星4か星5にするか悩んだ。ただ、星4にしたら、自分が「戦う」とか「勝ち負け」にこだわっていることを認めるのを恐れたような気がしたので星5にした。私は、本書に書いてあることをすべてにおいて手放しに受け入れるわけではない。本...
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加藤シゲアキ著「オルタネート」の読書感想

レビュー:★★★★☆読書後に、これほど清々しさを感じたのは久しぶりだった。読書中に風を感じたのだ。台風の暴風雨にさらされ皆一様に暗雲の中始まり、次第に台風が過ぎ去っていき、生温い爽やかな風に変わり、虹がかかった空のように皆一様に清々しくエン...
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君嶋彼方著「君の顔では泣けない」の読書感想

レビュー:★☆☆☆☆読書感想は、ライトノベルを無理に真面目な小説のように書こうとしているようで読んでいて居心地が悪く、気づきなく後味の悪い作品だっただ。以下にネタバレを含むことをご了承いただきたい。内容は高校生の男女の体が入れ替わる、よく漫...
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井上ひさし著「モッキンポット師の後始末」の読書感想

レビュー:★★★★☆読んでの感想は、「時代やなぁ~」だ。内容として「青葉繁れる」と似通ったもので、向こうは高校生編でこちらは大学生編といったところだ。続編というわけでもなく、登場人物は一人として同じ人物はいない。今作も著者の体験を、何人かの...
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瀬尾まいこ著「戸村飯店青春100連発」の読書感想

レビュー:★★★☆☆この本を読むきっかけは、「そして、バトンを渡された」の文庫本の巻末解説で上白石萌音さんが本書を絶賛していたからだ。もちろん「そして、バトンを渡された」が家族構成が複雑な設定の中で、最後まで心地良く読むことができたという前...
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朝井リョウ著「正欲」の読書感想

レビュー:★★★☆☆率直な感想は、期待外れだっただ。核心を避けている印象が強かった。このように語弊を恐れずに言えることも大切だと本書に言われたような気がする。本の帯に書いてあった「読む前の自分には戻れない」ということは全くなかった。何にそん...
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石沢麻依著「貝に続く場所にて」の読書感想

レビュー:★★★☆☆私は、この小説を2回読んだ。しかも、何度も読み返しながらである。なぜ2回読んだのか、それは頭に中々話や情景が入ってこなかったからだ。土地勘のないドイツ、教養のない西洋美術、死者が普段の生活にいる異世界、そして高尚な文章と...
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湊かなえ著「未来」の読書感想文

レビュー:★★★★☆「未来:みらい」の意味を辞書で調べてみた。**********************************まだ来ていない時。①時間の三区分の一つで、現在より先(の全体)▷「将来」より先を指すことが多い。「将来そうなる...
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瀬尾まいこ著「そして、バトンは渡された」の読書感想

レビュー:★★★★☆「困った。全然不幸ではないのだ。少しでも厄介なことや困難を抱えていればいいのだけれど、適当なものは見当たらない。」1章の始まりの一節にこの物語が集約されているような気がする。一般論として、人は誰しも幸せになる権利を持って...
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「しあわせの花・方羽の蝶・風の道しるべ」の読書感想

レビュー:★★★☆☆はじめに3冊を読んでの感想である。もちろん面白かった。そして、とても読みやすく漫画のようにスラスラ読めた。一方で違和感を覚えた個所があった。この小説版の挿絵は吾峠先生の書き下ろしであり、集英社出版の公式的な位置付けである...
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