金魚に冷凍赤虫をあげる理由とは?

Pocket

1.はじめに

我が家のらんちゅうさんたちには、毎週最低1回は冷凍赤虫を与えています。
今回は、その理由を書きたいと思います。

2.冷凍赤虫を与える理由

糞詰まりを防ぐためです。
クリーン赤虫
与えているのは、キョーリンのクリーン赤虫です。
冷凍赤虫
成分にある通り、平均91.2%が水分であり、つまりほとんど水です。
また、平均粗蛋白6.3%とらんちゅう用の人工飼料は通常40%以上なので大分低いです。
冷凍赤虫を与えたその日の夜や翌日は糞の量が多いです。
私は普段は人工飼料を与えています。
ほとんど水分で、低蛋白なので人工飼料よりは消化は良いでしょう。
小麦粉問題の心配もありません。

らんちゅう
上の写真(動画)は、冷凍赤虫を朝に与えて夜中に撮ったものです。
これを見て、週に1回は必ず与えようと決めました。
排便促進の効果があると思っています。
普段このような長い糞は見られません。
ちなみにこの頃は、飼い始めで大きくしたいと思い餌を多めにあげていました。
排便促進効果は、個人的な見解ではありますが、そもそも金魚が健康で水温が一定以上ある場合に冷凍赤虫を与えて直接的な問題は思い浮かびません。水が汚れるなどの間接的な問題はもちろんあります。

一般的に、水温が下がると金魚の代謝は下がり消化機能が低下すると言われています。
これはその通りだと思います。
私はGEXの18℃固定ヒーターを使っています。
夏が過ぎ去るにつれ当然代謝は下がってきます。
18℃でも金魚の餌くれダンスはやみません。
餌切も一つの手であることは間違いありませんが、18℃では冬眠しませんし、繁殖業者でもない素人が冬眠させることにはリスクがあります。
個人的な見解で、水温が高くない状態(18℃前後)で健康な金魚に餌をあげるときは、冷凍赤虫を与えた方が良いと思っています。
糞の状態の確認がいつでも重要なのは変わりありません。

私は昨年の12月にらんちゅうをお迎えしたので、そもそもとして冬眠(餌切)させるという発想がありませんでした。

3.注意点

気温がどんなに低くても冷凍赤虫は万能ということでありません。
冷凍赤虫の筋(繊維)の部分は消化が悪いです。
気温が低いとそのまま排出されます。
気温が高い夏には、見られない現象だったのでそうだと思います。
結局のところ、気温が低いときには冷凍赤虫といえどあげ過ぎは危険で、餌の量を減らすというのが正解だと思います。
なお、冬にヒーターなしで飼育する場合の餌やりについては、私は経験がないのでわかりません。

また、冷凍赤虫は水を汚しやすいです。
私は水で解凍して、100均で買った茶越しを通して水を切ってから与えています。
面倒ですが、変温動物に凍っているままあげるのはどうかなと思います。
人間で言うところのアイスと同じでしょう。

4.おわりに

一般家庭での室内飼育の水槽飼いだと、冬場は工夫が必要でしょう。
私のところでは、冷凍赤虫を与える方法で上手くいっているので紹介させていただきました。上手くいっているというのは、ひっくり返るような転覆病などの大きな病気が一度も起きていないということです。
いろいろな工夫はあると思います。
何かの参考になれば幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です