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読書感想文

逢坂冬馬著「同志少女よ、敵を撃て」の読書感想文

レビュー:★★★★☆以下に一部ネタバレが含まれる点を事前にご了承いただきたい。  最後の40ページで大きく予想を裏切られた。全く想定の範囲外の展開になった。本書は目次を抜かすと474ページもある長編である。だからといって、一度を本書を手に取...
読書感想文

西加奈子著「おまじない」の読書感想

レビュー:★★★☆☆どの作品からもわかりやすい前向きなメッセージがあった。心の呪縛を解いてくれるおまじないとも言える普遍性がある人生に必要な強さを描いた物語だった。完全独立の短編集であるからか、「せやな」「わかる」あたりで留まり、深く刺さる...
読書感想文

佐藤究著「テスカトリポカ」の読書感想

レビュー:★★★★★圧倒的な非日常が広がっていて、エンターテインメントとしてゾクゾクしながら、ときに不謹慎ながらワクワクしながら一気に読み終えた。あまりに非日常的な世界や残虐非道が続くと、ある時からリアルとして捉えられなくなりエンターテイン...
読書感想文

恩田陸著「蜜蜂と遠雷」「祝祭と予感」の読書感想

レビュー:★★★★★始めに断っておくと、私には音楽の素養がない。コンクールがどういうものかなどもよくわかっていない、ただの素人が読んだ感想である。なお、映画は観ていない。消えた天才少女「栄伝亜夜」の鮮烈なる復活劇、成長、覚醒が本筋として読ん...
読書感想文

深緑野分著「ベルリンは晴れているか」の読書感想

レビュー:★★★★★1920年代から第二次世界大戦後のドイツを通して、戦争の悲惨さについて教えてくれる良書だった。最後まで展開が読めず、ミステリーとしてものめり込ませてもらった。本書の内容とは直接関係ないが、巻末の参考文献の紹介や謝辞が丁寧...
読書感想文

新川帆立著「倒産続きの彼女」の読書感想

レビュー:★☆☆☆☆驚くほど内容が薄っぺらかった。きっと、対象年齢が違ったのだと思う。優秀な人ほど、難しいことを誰にでもわかるように平易に説明できるということだろうか。きっと中学生でも難なく読める文章や内容になっている。私もキッズの頃、山田...
読書感想文

湊かなえ著「残照の頂 続・山女日記」の読書感想

レビュー:★★☆☆☆前作の山女日記はレビュー:★★★★★にした。山女日記の読書感想前作を読んだ方が最も気になるであろう前作との繋がりについてだが、本書は全くの新作である。つまり前作の登場人物は一切登場しない。前作の登場人物が魅力的だったので...
らんちゅう飼育

らんちゅう飼育は難しいのか~初心者から飼育1年間の感想~

1.はじめにまったくの初心者から、らんちゅう飼育を始めて1年になります。その経験を踏まえて、らんちゅう飼育は難しいのかについて書きます。生き物を飼う(お迎えする)ことは簡単ではない、命は大切というのは大前提です。2.飼育環境飼育しているのは...
読書感想文

又吉直樹著「火花」の読書感想

レビュー:★★★★☆実はこの本を読むのは二度目ある。一度目は芥川賞受賞直後に読んだ。その時は、神谷さんは意味不明だし、ただの売れなかった芸人の話かと表面的なところしか見ていなかった。だから、正直大した感想も持っていなく、それ以後又吉さんの小...
読書感想文

湊かなえ著「山女日記」の読書感想

レビュー:★★★★★どの物語も良かった。何が良かったかと言えば、日常を描いているだけなのに興味や共感を抱いてしまう物語ばかりで、読んでいて飽きや疑念が来ない。登山の物語らしく、それぞれの人生を感じさせられた。これこそが短編集の良さだと思わせ...
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