読書ブログは稼げるのか?

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Q.読書ブログは稼げるのか?

A.稼げません。赤字です。
タイトルがゲスですが、一般人が読書ブログをやってみた結果のPVなどを振り返ってみたいと思います。

Q.読書ブログとは

A.読んだ本の感想を書いた趣味ブログのこと。
あらすじやネタバレを書くことを目的としたものとは一線を画します。
どこが一線を画すのかは記事タイトルに「あらすじ、ネタバレ」のワードを含んでいるかどうかです。感想を書く上で、あらすじに全く触れないのは、もはやポエムですし、ネタバレ(結末・核心)部分を極力避けて感想を書く努力をしますが、完全に避けた場合に本当の感想が書けない場合があります。ですから、内容的に読書ブログとネタバレサイトが大差ない場合があるのは否定できません。しかしながら、タイトルに「あらすじ、ネタバレ」というキーワードを入れるか入れないかでは大きな差があります。それは、Googleなどの検索エンジンへの反映の差です。「あらすじ、ネタバレ」を知りたい方は当然これらのワードを入れて検索します。後述しますが、読書界隈で一番需要が多いキーワードは「あらすじ、ネタバレ」です。これらを意図しているブログかそうでないかでは目的を異にしますし、結果的にPV数に大きな差が出ます。

Q.赤字とは

A.文字通り支出の方が多いということ。
ブログを運営する上で費用がかかります。なお、私の人件費はゼロとして無視します。独自のドメインを取得して自分のブログを運営するには、レンタルサーバーが必要となります。
私の場合、月に約1,300円支払っています。
趣味なのだから無料ブログでやれば良いだろという意見もあると思いますが、その場合広告を入れられない場合がほとんどです。そして、無料ブログだとドメインに無料ブログの運営元のサブドメインが入ったり、カスタマイズや得られる情報のフィードバックに制限があったりし、個人的に能力の拡がりに制限があると考えています。PHPなどの言語の勉強、情報の分析やビジネスモデルを理解する目的もあって、私は独自のドメインを取得し有料でブログを運営しています。

ここが肝心ですが、私の場合、読書ブログで得られる収入は月100円前後です。自分で書いていても中々衝撃的ですが、そんなもんです。支出が1,300円なので当然赤字です。
内訳はほぼ全てがブログ内広告です。アフィリエイトで書籍のリンクを貼っても、そこから買っていただける方はほぼいません。いらっしゃっても、紹介料の率が3%程度なので例えば1,700円の本をリンクから購入されても51円です。塵も積もれば山となると言いますが、一般人に塵は積もりません。積もる人は、インフルエンサーと呼ばれます。文庫や漫画本などは定価が低いので紹介料は当然低くなります。既に読んだ本の他人の感想が気になる方が、また同じ本を買うことは考えられないでしょう。
さらに衝撃的な話ですが、某大手ブログ内広告は、累積で8,000円以上の収入がないと振り込まれません。Amazonアソシエイトはギフト券変換が500円以上、振り込みが5,000円以上です。つまりは、一般人が趣味で有料で読書ブログをやると、支出だけは毎月発生し、1,2年現金収入がないということは普通にあり得ます。私のブログが底辺だから、赤字なんだろと思われた方は引き続き以下を読んでいただければと思います。




Q.PV数は

A.一番多い読書感想の記事(ページ)で3,300PV、1,000PVを超えるのが他に3記事です。
1記事で300PVを超えれば個人的に多い方だと思っています。これは1か月のPVではなく何か月間、数年での累積PVの話です。
YouTubeで文学YouTuberのPVを見ても、ベルさんは別格として、1本で1,000PVを超えれば多い方なのではないでしょうか。
この辺りの数字が、レビュー系の需要ではないでしょうか。
もちろん誰が発信しているかは重要で、芸能人であるとか容姿が良いとかの影響は多分にあると思います。
私のブログで話題作や有名作家の新作の読書感想を書けば、300PV近くはいきます。一方で発売してから時間が経っている本の感想はPVは増えません。今更で需要が少ないのと、既にブログ等の感想が乱立しポジションが確立されているからでしょう。何が言いたいのかと言いますと、私のブログで話題作や有名作家の新作の感想を書けば、それなりの順位で表示されるということを暗に言いたいのです。
なお、忘れていけないのはレビュー系で上位に表示される読書メーターなどの法人サイトがあることです。

ブログですと検索エンジンにいかに上位で反映されるかが重要ですが、前述のとおりキーワードが重要になってきます。「ネタバレやあらすじ」というキーワード検索の需要が読書界隈では多いので、これらのワードをタイトルに入れた方が当然にPVは増えますし、レビュー系の検索でも上位で表示されるようになります。しかしながら、「ネタバレやあらすじ」は主に漫画で現在問題となっていますし、結末を書いて読書の楽しみを奪うのは厳に慎むべきだと思っています。私はネタバレやあらすじ紹介を目的としていないので、これらのキーワードをタイトルには入れていません。その結果、収支だけみれば大失敗というのが今の現状です。それでも、作品名+感想で検索するとそこそこの位置に私のブログは表示されています。ちなみにですが、検索キーワードについてはGoogle Search ConsoleやJetpackなどで得られたデータを元に書いています。SEO(検索エンジン対策)については随時勉強させていただいています。

そして、PVというのは内容が良いか悪いかではなく単純に訪問者数を指します。PVが市場の需要数を上回ることはありません。書いている内容が悪いからPV数が伸びないというのは必ずしも当てはまらず、内容はリピーター数に関係してくると思います。ちなみにリピーター数もGoogle Search Consoleである程度分かります。リピーターといっても、私自身そんなにハイペースで読書ができるわけでもなく、全ての本の感想を書くわけでもなく、毎日更新はほぼ不可能なジャンルなので、リピーターとして囲い込むのは難しいでしょう。また、ネタバレやあらすじを知りたい方が訪問した場合、直ぐに去ってしまい、滞在時間は下がり、直帰率が高くなるなどするのでPV数が意味するものの分析は難しいです。

個人の感想として、シンプルなタイトルで普通に感想を書いているだけだと今の規模間なのかと思っています。全体の規模間を把握しているので、テクニックに頼ってもどんぐりの背比べなのかなと思います。
また、文章量についていうと簡潔にまとまった短文の感想の方が読みやすいのはあると思います。
それはあえてしていません。自分のアウトプットの鍛錬の場としてこのブログを活用していることやブログの特性を踏まえて現在の形式にしています。
レビューはちょっとで、ほとんどがあらすじ紹介というのは好ましくないと思っていますが、上位のブログやサイトを見るとほとんどがその形式ですからそちらに需要があるのでしょう。
なお、PV単価についてですが、エンタメ系は単価が安いです。
私のブログは雑記なので、読書以外のことも書いていますし人によって違いはある思いますが、私の場合、読書ブログは1PVで0.03~0.05円あたりではないでしょうか。

おわりに

冒頭で書いた通り、儲かりません。お金を払ってやることなのか言われれば、確かになとしか言えません。趣味と割り切って、自分のサイトで自由に感想を書く、データを分析することに価値を見出してやっています。続けるだけ赤字の状況ですので、そのうちこのブログも消えているかもしれません。
自分でいろいろと縛りかけているので、上手い運営の方法ではないのは間違いないです。
以上、ある読書ブログの現状でした。

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