8thシングル「黒い羊」を聴いての感想




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SCHOOL OF LOCKSのGIRLS LOCKSで初めて聴いたときは、
これは神曲だなと率直に思った。
聴いただけで、センターは平手友梨奈さんで確定だなと
誰しもが思ったのではないだろうか。

秋元康氏と平手友梨奈さんの「僕」の世界であった。

「黒い羊」というタイトルが先に発表されていた。
その時点で、曲のイメージは何となくできていた。
イメージと大きく違ったのは、作曲の方だった。
歌詞は今までの欅坂の世界観、私が好きな「不協和音」
のような「僕」の世界。
そして、曲(メロディー)は哀愁がただよい、
一層孤独で、孤高である「僕」が引き立っている。
今までの表題曲は、アップテンポな曲が多かった。
「カッコよさ」に重きを置き、若さを活かした勢いで
突き進む曲調であったという印象を持っている。
今回はつらさや、悲しみ、寂しさを感じ、
一端立ち止まりながらもゆっくりと歩き出すそんな曲調であった。
物語性の強い欅坂46の世界だ。
メンバーが3名も卒業しての初めてのシングル。
現在の欅坂46の心情も反映しているというより、
嫌でも重ねてしまう歌詞である。
「成長」が表現されている作品と受け取った。
ここに2期生が入る余地がなかったのは充分に理解できる。
MV(パフォーマンス)を観ていない段階で、
既に心を奪われてしまった作品だ。

私は、以前から平手さんのセンターを推してきた。
だから、今回も平手さんの「僕」の世界が続くことは
嬉しいことであり、早くパフォーマンスを観たいと思っている。
その一方で、何度か曲を聴いているうちに他のメンバーの顔が
浮かんできた。
昨年は、欅坂46にとって大きな変化があった年だった。
紅白もそうだが、平手さんがグループ活動に参加できない
ことが多かった。
「欅って、書けない?」や「欅のキセキ」など、
平手さん以外のメンバーが頑張って今がある。

それでも、「黒い羊」から聴こえてくるは、ほとんど平手さんの声であった。
どこか、「僕」の世界を打ち壊す(脅かす)何かを
想像している自分もいた。
アンビバレント!
グループがどうなっていくのか、8thシングルには
そんな未来予想図が託されていたと思う。
欅坂46の方向性は、これで正解なのだろうか
と僭越ながら思ったりもした。

ただ、これは杞憂に終わった。
まさしく余計なお世話だった。

欅坂46の公式のサイトのメンバーブログを読むと、
メンバーは「黒い羊」を大絶賛している。
もちろん、フォーメーションも含めて
様々な感情があることだろう。
それをパフォーマンスで表現し、
力に変え自分たちの世界観を創っていける
そういうグループだと思っている。
大学に通ったり、モデルなどの個人活動を
行ったりとそれぞれの歩き方を持っている。

メンバーが同じ方向に進んでいるなら、
フォーメーションがどうだとか余計なことは言わず、
「黒い羊」の世界を楽しみたい。

早くMVを観たい!
きっと欅坂46の新たな境地が見られるのだろう。
楽しみだ。

【追記:MVを観ての感想】
ちょっと、私が追い付けていない。
数回見た程度では、スッキリと理解できない。
「風に吹かれても」のときのように、
スタイルが大幅に変わった。
新たなステージに進んだのだろうか。

劇団による、ミュージカルのようであった。
平手さんの表現力は、相変わらず卓越していた。
MVのストーリー性が強烈で、訴えかけてくるもの
の「圧」が凄かった。
画面が暗いことやエキストラが多いので、
平手さん以外のメンバーを探すのは、
困難であった。
最後方に出てくるおっさんの方が、
メンバーよりも目立っていた。
これは残念。
フラッシュモブのような、
あちこちから知らぬエキストラが出てくる
演出はどうなのだろうか。
もっと、メンバーを目立たせる演出の方が
ストンと腑に落ちたような気がする。
欅坂46ということを忘れて、平手さんのMV
と考えれば、非常に完成度が高い。
平手さんの動き(視点)を追っていけば、
物語を理解できる。
そして、平手さんの表現(感情)が
ダイレクトに伝わってくる。
歌詞の世界をセリフなしで
身体一つで文字通り体現していた。
毎度のことながら平手さんの表現力は、卓越している。
8作連続でセンターなのも、必然と言える。

そして、欅坂46と言えば、ダンスである。
今回のMVではダンスを封印していた。
ここが、新しい挑戦と言える。
新たな表現方法を使って、
「黒い羊」には伝えたいものがあったのだろう。
確かに、今までとは違う欅坂46だった。

全員で屋上に駆け上がっていくシリアスなシーンで、
小林由依さんがこけたのは、
秋元真夏さんのお家芸を意識したのかなと思った。

音楽番組で披露するときに
どうなるのか。
ダンスでの表現もやはり見たい。

CDは、まだ発売していないのに
盛り上がりピークに達している感がある。
ここから発売日までの約1か月間の戦略にも
注目したい。

CDの大ヒットは、間違いなしやね!

マスター:クレア

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