「21人の未完成」という完成された作品
HMV&BOOKS onlineで予約していた欅坂46ファースト写真集「21人の未完成」が、
発売日である2018年11月21日(水)に届いた。
中身を見る前から、既に最高の一作であることはわかっていた。
「サイレントマジョリティー」で鮮烈なデビューを飾ってから、
注目を集め続けた欅坂46。
今年は今泉さんの卒業発表から、特に目まぐるしく動き出した。
私は「卒業」という言葉をもの凄くネガティブに捉えていた。
ネガティブな驚き、寂しさや悲しさにそっと手を差し伸べてくれるような作品であった。
メンバーの個性が集約された欅坂46の1期生の最初で最後というセンセーショナルな枕詞を冠した写真集。
それが、「21人の未完成」という完成された作品だった。
期待以上の暖かい作品だった。
ネガティブな気持ちはない。
欅坂46に対する感謝の気持ちである。
どこまでも余韻に浸っていたい。
発売前は、集合写真があったら良いなと思っていた。
写真集を見て、そういうことじゃないだとなと納得した。
それぞれの個性を発揮するのが欅坂46なんだなと。
私はタイトルにある「未完成」を「未来」という意味で受け取った。
写真集の中で一番印象に残った写真は、志田愛佳さんの最後のページだ。
見開き1ページで、花束を持って笑っている表情に刻を奪われた。
この刻にしか出せない一瞬を切り取った写真。
この笑顔が見れて良かった。
明るい未来を感じさせる素敵な笑顔であった。
昨日更新された織田奈那さんの「ロバ」というタイトルのブログを読んで思ったことがある。
欅坂46の絆は、私のような外野が簡単に口に出していいことではないんだなと。
情報がなく、あれこれ邪推してしまうこともあった。
もうノーサイドにしよう。
私は、これからも欅坂46の未来を応援していきたい。