オレコレ→ジャンプチ?

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1.はじめに
「ジャンプ50周年の集大成」と銘打った「ジャンプチ ヒーローズ」(以下、「ジャンプチ」とする。)というゲームアプリのリリース予定が発表された。ジャンプ50周年の記念作品としては、「週刊少年ジャンプ オレコレクション」(以下、「オレコレ」とする。)が2017年7月6日にリリースされている。ジャンプチの集大成に対して、オレコレは前座だったのだろうか。そんな思いから今回は書くことにした。

2.オレコレの証明
オレコレが明らかにした事実としては、「ゲームアプリにおいて、ジャンプ作品を全面に使ってもヒットするとは限らない」ということだろう。週刊少年ジャンプは、日本人で知らない人の方が少ないであろう漫画誌史上最強のコンテンツである。この最強コンテンツ及び週刊少年ジャンプ公式のサポートを使って、現在の鳴かず飛ばずの状況は想像だにしなかった。ツイッターでハッシュタグ「オレコレ」のツイートを見ても、いつものメンバーで、オレコレゲーム内のアリーナを見てもいつものメンバーである。オレコレの配信は、趣味・娯楽大手のバンダイナムコエンターテインメントである。実績ある企業なのになぜこうなったのか、今となっては後の祭りである。オレコレの公式ホームページが2017年の9月15日で更新が途絶えているところにオレコレの状況が現れている。

3.ジャンプチについて
上記で述べたとおり、ジャンプ作品を使ったからていってヒットするとは限らない。現在は事前登録中である。配信はLINE株式会社、開発・運営はワンダープラネット株式会社となっている。ワンダープラネット株式会社は、2015年7月リリースで全世界900万DLの「クラッシュフィーバー」というゲームアプリが代表作のようである。プレイしたことも聞いたこともなかったが、ジャンルは「ぶっ壊し!ポップ☆RPG」となっている。ジャンプチはパズルゲームのようだ。参戦作品をみると当然オレコレと重複していて、ジャンプで一時代を築いた作品たちである。オレコレのときもそうであったが、ジャンプ公式作品で(いちご100%の参戦が決まっているから)現在は期待感は高い。気になる点としては公式ツイッターのツイートを誰がしているのかは知らないが、言葉遣いが鼻につくというところである。

4.オレコレとジャンプチは競合するのか
プレイするユーザー層は丸被りだろう。ジャンプが好き、ジャンプの特定の作品が好きというメインの層は同じ週刊少年ジャンプ50周年ゲームアプリなのだから、丸被り間違いなし。率直な感想としては、週刊少年ジャンプのコンテンツの権利等を管理している大本は、よく2つも50周年事業として公式ゲームアプリを認めたなということだ。オレコレをプレイしているユーザーや、プレイしていたユーザーは一度は、基本無料なのだからジャンプチを始めるだろう。そこからどういう流れになるかは、ジャンプチ次第である。少なくてもオレコレに現時点ではメリットはないだろう。ジャンプチがなかったとしても、オレコレは1周年を迎えられるかは怪しい様相であった。それがここにきて「ジャンプ50周年の集大成」の登場である。まさか、オレコレが同じ週刊少年ジャンプにとどめを刺されない可能性があるとは思ってもみなかった。私は、オレコレのログイン日数が200日を超え、200日のログインボーナスがなく悲しい気持ちになったユーザーである。オレコレ開催予定のバレンタインイベントも特に好きなキャラクターがいなかったので、特に思うところはない。ガチャも引きが悪く、デイリーミッションをクリアするのがやっとである。物事にいつか終わりはくる。ゲーム内で未だ実装予定とされている「シーンカードの強化」が実装される日がくるのか憂いている。オレコレが輝かしい週刊少年ジャンプの歴史の中で、黒歴史として葬り去られないことを願い結びとする。

マスター:クレア

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