【耳栓代わりになるか?】Sleep A20 soundcoreレビュー【寝ホン】
1.はじめに
私は寝るときに耳栓をして寝ている。
その代わりになれば良いと思い購入した。
睡眠用に購入したので、用途は合致していたはずだ。
レビューは、私個人の主観的な感想である。
見せてもらおうか、寝ホンの性能とやらを。
2.レビュー(個人の感想)
私にとっては値段に見合うものではなかった。
私個人の性質としては、寝落ちすることがない。
眠りが浅く、どちらかというと不眠気味な人間である。
まず単純に耳栓として使用した場合、遮音性は通常の耳栓にかなり劣る。
何を言っているのだと思われるかもしれないが、睡眠用としているので耳栓を比較対象としてもおかしな話ではない。
以前にVictorの耳栓などについてこちらでレビューを書いた。
ノイズキャンセリングが付いていないのは承知して購入している。
ノイズキャンセリングなしで約17,000円の価格帯のイヤホンである。
睡眠用をうたっているので、さぞ仕様にこだわりがあるのだと非常に興味があった。
Ankerのイヤホンの中では高い方に位置している。
評価できるところは、ワイヤレスイヤホンにしてはかなり小型であることだと思う。
私はAirPodsPro(第一世代)を使ってきた。
勝っているところは、本体が小型で枕に横向きになっても違和感が少ないことだろう。
本体は小さいが、充電器ケースは大きい。
音楽を聴いた音に関しては、シャカシャカ音で初めて聞くような音だった。
このイヤホンは音楽向けをうたっていないので、別に気にはしない。
今までの私のイヤホン歴に関しては、こちらに書いた。
結局、睡眠用としてはどうだったかと聞かれると、私にとっては睡眠用とはならなかった。
今まで通り、耳栓を使用している。
1万以上の値段なので、簡単には諦められないので様々な機能を試してみた。
そもそもとして、寝る時の耳栓代わりというのは私個人の勝手に希望した用途であった。
寝る時間(約7時間)にずっと耳栓を付けていると耳が痛くなる。
この痛みの軽減を求め、様々な耳栓を試してきた。
このイヤホン(SleepA20)は、耳栓に比べれば耳への圧迫が少ないので、長時間着用による痛みは少ない(その分遮音性が低い)。
とはいえ、全く痛くならないのわけではなく、初日は痛くならなかったが連続して使用し日にちが経てば痛く(気に)なってきた。
寝るときに耳栓を使用しているので、日中は極力イヤホンを使用しないようにしている。
毎日一日中、耳栓やイヤホンを使用していると耳が痛くなるというのもあるし、耳に良くない。
何が言いたいかというと、私にとってはこのイヤホンは使う用途がない。
私は寝ながら音楽を聴かない。
寝るときに耳栓を付けるのは、早朝に周りがうるさいからだ。
ただ静かな環境で寝たいものにとっては、このイヤホンの使い所が難しい。
風や雨などの自然音、様々な種類のノイズ、洗濯機やエアコンなどの音などを睡眠時に流すことを設定できる。
無音で寝たいと思う人にとっては、必要ない機能である。
パブロフの犬効果で、慣れれば効果があるのかもしれないが音を鳴らして慣らす意味がわからない。
使用例にパートナーのいびき対策みたいなのがあったが、ザーというノイズ音(いびきマスキング)を流すのが対策のようだ。
ノイズキャンセリングイヤホンの不良品を引くと、ホワイトノイズがするものがある。
そのホワイトノイズを心地良いと思う人がどれほどいるのだろうか。
オーディオライブラリをもう少し頑張って欲しかった。
また睡眠のデータを記録できる。
トイレに行くと起きたと見なされて計測が終了してしまう。
これは私の使い方に問題があるからなのか、あまり有効なデータが記録できなかった。
寝たかどうかの検知に疑問がある。
スリープモードというものがあり、スマホ操作なしであらかじめ設定したライブラリーの音を流せるのは良い機能である。
これが本当にスリープモード(私が寝る状態にできるもの)だったら良かった。
私はAmazonのブラックフライデーでシリコンカバーと合わせて、約14,000円だった。
どうやって元を取ろうか。
お値段高めの耳栓が3,500円くらいなので、ちょっと思い切り過ぎた買い物だった。
今考えている用途としては、日中に作業をするときにAirPodsProのノイズキャンセリングではなく、このイヤホンのライブラリーにある川や森の夜などの自然音をかけて(ノイズマスキング)使用することだ。
3.おわりに
溺れる者は藁をもつかむ。
睡眠は大切であるが、そう上手い話はない。
睡眠用をうたうのではなく、ねっころがってイヤホンを使いたい人用と書かれていればその通りだと思う。
無音のような環境を求めるなら、耳栓かノイズキャンセリング機能付きイヤホン(ヘッドホン)という当然の帰結になった。
無音を上回る心地よさというのは難しい。
無音が苦手な人もいるから、合う合わないは人それぞれだろう。
ノイズマスキング(ノイズに音を被せるが、被せた音はする)という手法が私にとっては快適ではなかっただけの話とも言える。
ノイズマスキングとはどういうものか、これは使ってみないと分からなかった。
飛行場の滑走路では人の話し声は、飛行機のエンジン音等でかき消されるので気にならない。
ただし、当然エンジン音はする。
身近な例だと音姫。
残念!
Anker製品を購入するのが初めてだったので、勉強代と割り切りしかない。