【簡単】温水洗浄便座を自分で取り付けた話
概要としては、温水洗浄便座の取り付けは簡単なので、業者に依頼する必要は基本的にないということです。実際に取り付け方を詳細に説明することを目的としたものではありません。なお、自分で取り付けた場合、古い便座を自分で処分する必要がある点が注意点です。
便座は汚い話かもしれませんが、毎日使うものですので生活必需品です。気負わずに書いていきます。
ある日、ノズルが作動しなくなりました。できることを全て試しましたが、出てきません。3日ほど様子を見ましたが、変わらず出てきません。型式から見るに、10年以上使ったものなので、もう保証はなく買い替えるしか選択肢はありません。ウオッシュレットを我慢するという選択肢は考えられません。QOL(生活の質)が著しく下がってしまいます。
そこで、家電量販店に見に行くことにしました。温水洗浄便座は、瞬間式と貯湯式で値段が大きく分かれることが分かりました。
瞬間式と貯湯式の違いをPanasonicのホームページより一部引用すると、
瞬間式
●消費電力
瞬時にお湯をつくるため、ヒーターの消費電力は使用時のみ一気に高くなりますが、お湯を保温せずに洗浄を使用時だけの電力使用で済みます。貯湯式よりもムダが少なく、ブレーカーの容量に余裕がある場合におすすめです。●洗浄水
水を加圧するポンプを内蔵しているため水圧に影響されにくく、安定した水流です。洗浄水はピンポイントでボリューム感があります。水ポンプを使用しているため、空気を混合した水の玉が断続的にでます。そのため途切れたような出方をしますが、貯湯式より少ない水量で同等の洗浄効果があります。貯湯式
●消費電力
ヒーターにより温水を常に保温しているため、ランニングコストは瞬間式より高くなりますが、最大消費電力が瞬間式より低いため、ブレーカーの容量が少ない場合におすすめです。●洗浄水
水道の水圧のみで洗浄するため、水圧が低くなると洗浄強さが弱くなります。洗浄水は、気泡を含んだボリューム感があります。連続して洗浄水がでます。
あとは脱臭機能が付いているかなどで値段が変わります。TOTOが一番グレードが高いメーカーでした。ホームセンターを含めて何件か周り、大体目ぼしを付けました。
そして、気になったのが取付工事費用が9,000円と書かれていることです。どの店でも大体、この金額でした。これを見たとき、エアコンの取り付けみたく特別な工具や工程が必要なのかなと思いました。
一旦、帰宅し価格調査も含めてネット調査を開始しました。温水洗浄便座の値段的には、大手通販サイト等と店舗であまり変わりありませんでした。むしろ、型が古いものに関してはホームセンターの方が安いという調査結果を得ました。
そして、問題の取付工事について調べると、ホームページやYouTubeの動画紹介など複数の情報があり、自分でできるものだと確信しました。各メーカーが施工説明書を公開していますが、特別な工具は必要なく、特段に難しい工程はありませんでした。メーカーが上げている紹介動画やYouTubeの動画も何件か観ましたが、自分でできると紹介していましたし、観て私もそうだなと思いました。
よって、私のプランが決まり、ホームセンターで温水洗浄便座だけ購入し、自分で付けることにしました。
実際に自分で取り付けをしてみて、簡単でした。掃除等を含めると1時間強はかかりましたが、取り付け自体はスパナでナットを3か所締め、本体固定用に2か所留め具を付け本体を置くだけです。実際には今付けているのを取り外すので、2倍の作業となります。止水栓と聞くと、私のような素人は難しいように感じますが、実際にはマイナスドライバーで右に2、3回、回すだけでよく、水は止まります。給水管に残っていた水が滴り落ちる程度で水が飛び散ることもありませんでした。ちなみに止水栓はトイレの中に剝き出しであるものなので、一般的な住宅では作業はトイレ内で完結します。
必要な道具はマイナスドライバー、スパナ(モンキーレンチ)、ぞうきんで、私は事足りました。
やってみて9,000円も払う価値はないと確信しています。水道管の洗浄など水回りの清掃も含まれているなら、少しは考えますが取り外しと取り付けだけなら、30分程度の作業作業なので頼む価値があるか疑問です。他人を家に入れるのも面倒ですし、日程の調整等も面倒でメリットとデメリットを比較するレベルにすらないと思います。
温水洗浄便座自体も、1Kgもないですし、取り付け作業に性別は問わないと思います。
結局のところ、情弱ビジネスだと思ったのでブログに書きました。
トイレに止水栓がないなどの特殊なトイレな場合や面倒な事は一切やりたくない人などには必要かとは思います。
自分で取り付ける場合の注意点としては、古い便座の処分方法です。私は粗大ごみとして、自治体の清掃センターに回収依頼しました。私の場合は500円もかかりませんでしたが、自治体等によって処分方法や金額が異なるので事前に確認された方が良いでしょう。
なお、賃貸にお住いの場合は備品扱いで大家さんが交換してくれる可能性があるので、大家さん等に相談してみてください。
温水洗浄便座は、ほぼ生活必需品なので取り付けや交換する必要が人生に何回かやってくることでしょう。取り外し、取り付けは簡単なので、先ずはネットや動画で確認してみるべきでしょう。それで、自分にできそうにないと思った場合は、業者に頼みましょう。
これで9,000円なら良い商売だと思ったのが、取り付けをしてみて思った正直な感想でした。